イルガサンDP300

説明用資料


イルガサンDP300は広範囲の抗菌スペクトルをもつ優れた殺菌消毒剤であり、低濃度でグラム

陽性菌、陰性菌およびカビ菌などに対して有効です。皮膚刺激や毒性がなく、安全性の高いことが

各種試験によって明らかにされています。皮膚に使用する場合、皮膚上の通過菌を除去すると同時に

常在菌を制御し、皮膚に対する親和性により洗浄後も作用が持続します。さらに近年は、B型肝炎

ウイルスに対する不活化作用が報告されて以来、広く医療関係の世界で利用されています。

 

*化学名/ 2,4,4' - トリクロロ - 2' - ヒドロオキシジフェニールエーテル

*構造式/ (分子量:289.5)

 

*抗菌性

(1) イルガサンDP300の抗菌性、カビ生育阻止効果

 

菌の種類

最小発育阻止濃度(ppm)

グラム陽性菌

ブドウ球菌 (Staphylococcus aureus)

腸 球 菌 (Streptococcus faecalis)

枯 草 菌 (Bacillus subtilis)

0.1

10

1

グラム陰性菌

大 腸 菌 (Escherichia coil)

プロテウス菌 (Proteus Vulgaris)

チフス菌 (Salmonella typhi)

赤 痢 菌 (Shigella dysenteriae)

ブタコレラ菌 (Salmonella choleraesuis)

3

1

1

3

1

真 菌

白 癬 菌 (Trichophyton mentagrohytes)

表 皮 菌 (Epidermophyton floccosum)

10

10

カ ビ

青 カ ビ (Penicillium citrinum)

カンジダ (Candida albicans)

10

10

 

(2) イルガサンDP300のB型(HB)肝炎ウイルス抗原に対する不活化効果

  (室温、10分間接触した場合の効果)

Irgasanの濃度 (%)

HBウイルス抗原の不活化パーセント (%)

2

97.1

1

98.1

0.4

87.1

0.08

90.9

0.04

87.4

0.02

80.0

0.01

73.3

慶応大学医学部教授 豊島 滋 「医薬ジャーナル1977.9」より

 

*安全性

●ラットにおける急性径口LD50(半数致死量)は4530~5000mg/kg

●ラットに急性径口LD50の10%量を1ヶ月間径口服用した結果、有害な反応は見られなかった。

●マウスの皮膚に1週間に3度ずつ、18ヶ月間塗布しても癌的症状は全くなかった。

 多くの動物実験、人体実験の研究によりイルガサンDP300は、皮膚に対して刺激を与えず皮膚感受もありません。

 また、もし偶然に少量が口に入ったとしても、害はないということが認められています。

●その他イルガサンDP300は金属製のメス、ハサミ、ピンセットなど7日間浸漬しても腐食しなかったという報告があります。

 

<参考資料>

加商(株)・イルガサンDP300の試験資料

慶応大学医学部・豊島教授の試験資料

北里大学薬学部・宮澤教授の試験資料

東京歯科大学微生物学教室・高添教授の資料


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