レザー薬剤消毒の注意点

必須作業:流水による洗浄 → 浸漬 → 流水による洗浄

必須条件:消毒容器は密閉できるものを使用する

 2002.07.01

1:消毒用エタノール(有効濃度 76.9〜81.4v/v%)

 1) 流水洗浄の後、水分による濃度低下を防ぐため、水気をよく拭き取る。

 2) 揮発を防ぐため、消毒容器を使用する。

 3) 通常10分とされているが、厚生科学研究班の実験にある通り、浸漬時間は60分とする。

 4) 有効使用期限は、1週間を目安とし、白濁したり汚れがある時は速やかに

   取り替える。

 5) 廃棄する時は、大量の水で希釈し流す。

2:次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックス、ミルトン、ハイター)

 1) 0.1%溶液(有効濃度1000ppm)を作らなければならないが、商品によって

   濃度が違うため表示を確認し、あらかじめ計算しておく必要がある。

   ピューラックス濃度 6%÷0.1%=60倍希釈

   ピューラックス10濃度 10÷0.1%=100倍希釈

 2) 0.1%の薄い濃度であるが、酸化による殺菌効果を求めるものである以上

   金属腐食は免れない。10分以上の浸漬は避ける。

3:イルガサンDP300(スーパーソール)

 1) 2倍希釈水溶液に10分以上浸漬する。

 2) 有効使用期限は、液の黄色味が薄くなった時を目安とし、1週間位を

   限度とする。汚れが生じた場合は、速やかに取り替える。

 3) 廃棄する時は、大量の水で希釈し流す。

4:グラタラール・アルデヒド(ステリゾール)

 1) 劇薬指定なので取り扱いには使用上の注意を熟読し、細心の注意をはかる。

   原則としてゴム手袋、マスク、眼鏡を着用する。

 2) 常備薬剤として、汚染が激しい場合に調合して使用する。

 3) ガスが発生するため、密閉容器を使用する。

 4) 特に残留成分が皮膚に接触した場合過敏症状を起こすことがあるので、浸漬後

   の流水による洗浄を徹底する。

 5) 体液などを十分洗浄した条件下であれば、30分以上の浸漬。

 6) 緩衝剤を入れた後を実用液と言い、有効使用期限は1週間とする。

 7) 廃棄は、閉店後換気を十分に行いながら、大量の水で希釈し流す。

5:ポビドンヨード(イソジン)

 1) 手指に創傷を負った時、感染防止のために脱脂綿などでイソジンを塗布。

 2) ヨウ素に対し過敏症の既往歴のある者には適さない。


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